木曜日の朝、外に出ると、キンモクセイの香りが。
あぁ、もう秋だな~、と思いますね。
私が小さかった頃、子どもたちはこの香りを「トイレのにおい」と表現していました。
でも最近の子どもたちは、キンモクセイの香りに、そんな反応はしませんね。
時代を感じます。
キンモクセイさん、すみませんでした。
キンモクセイのあの香りの成分は「イオノン」という物質です。
キンモクセイの花のオレンジ色の成分が、酵素で分解され、イオノンに変わります。
花の色が濃いほど、イオノンがたくさん合成されるので、香りも強くなります。
キンモクセイの花を白ワインに漬けたものが桂花陳酒(けいかちんしゅ)。
甘くて、良い香りがして、おいしいですよね。
久しぶりに飲みたくなってきました♪
ただし、イオノンを作る酵素の活動は午前中が活発なので、
お酒の時間(夕刻~)にはキンモクセイの香りは控えめになっています。
朝からは飲めないな~(笑)
ーーーーーーーーーー
この記事は、2022年10月2日(日)配信の堀江ジャンクションメールマガジンに書いたものを、許可を得て、一部を編集して掲載しました。
「堀江ジャンクションのメールマガジン」にご興味のある方は、こちらから配信方法をご確認ください。私もときどき、記事を書かせていただいています。