リゾナーレ大阪の「アトリエ」に行ってきました

大阪の南港のグランドプリンスホテル大阪ベイ(2023年7月まではハイアットリージェンシー)の中に、
2022年12月、リゾナーレ大阪が誕生しました。

 https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/risonareosaka/

ブログ「夏休み-子どもとの心動く過ごし方(がんばりすぎないバージョン)」
 https://www.child-science.com/20230806-2/
で紹介した、リゾナーレ大阪の「アトリエ」レポートです。

アトリエに入るとガラス張りで明るい!いい匂いもします。


リゾナーレ大阪は、「創造力を遊びこむ」リゾートと謳い、

乳幼児教育の一つ、レッジョ・エミリア・アプローチを取り入れた「アトリエ」で、
「子どもたちが遊びと発見、同世代の仲間やアトリエリスタとの取り組みを通して、
創造力を育む」場が用意されています。
ということで、夏休みを利用してお友達親子と一緒に4人で、1泊2日で訪ねました。

<アトリエ>

他にもいろいろあるけれど、1日目も2日目も、のんびりじっくり粘土。粘土は1日目が信楽の白土、2日目は信楽の赤土、と、変えているとのこと。娘曰く、赤土の方が乾きやすいそうです。へえ…

夏休みも始まったばかり、だったからか、ゆったり過ごせました。

そろそろ夕暮れ時。空に飛行機が見えたので、窓に飛行機を描いみたそうです。もちろん、窓に絵を描くことも許されています。


アトリエは、12才までの子どもが対象です。
リゾナーレ大阪の宿泊料金に含まれるので、利用に追加料金は不要です。
また、チェックインからチェックアウトまで利用できます(OPENは9時~18時)。
明るくて清潔、ワクワクするものがいろいろ置いてあって、
子どもも大人も「わあ~!」とテンションが上がります。
28階ということもあって、ガラス張りの窓からは、海や船、街が見下ろせます。
アトリエ内では、自由に遊ぶ事ができます(保護者同伴)
スタッフの方もあちこちにいて、子どもの遊びを見守りながら、適度に声をかけてくれます。
遊び方や使うものを強制されることはなくて、子どものやりたいようにやらせてくれます。
(よっぽどの時は、声をかけられるかも、ですが)
時間指定の予約制で、60分間の「プロジェクト」に参加することも可能です
(保護者同伴不可ですが覗き見は可能、追加料金不要)。

<アトリエのプロジェクト>

奥の部屋でプロジェクトが行われます。様子が見えそうで見えない、でもがんばれば見える、絶妙な加減でした。

この時期のテーマは「海とあそぶ」でした。「海から選んだ自然素材や、生命の源でもある「水」を、子どもたちがさまざまな角度から探究できるような環境を用意しています」だそうです。


せっかくなので、プロジェクトも予約して、参加しました。

アトリエリスタと呼ばれる探究のパートナー;芸術の専門家さんが、そのシーズンのテーマに沿って、子どもたちの興味を探究してくれるそうです。
後から聞くと、今回担当してくれたアトリエリスタさんは、プロのカメラマンだったとか。
どうりで、短時間で子どもとの心の距離を縮めるのが上手なわけですね。
子どもたちは、サーっと活動の世界に入っていきました。

炭酸ドリンクメーカーで水をシュワシュワにして、その中に貝やサンゴなどを入れてみたもの。泡が付いたり、泡がくっついたり、泡が破裂する音がしたり、といろいろな発見があったそうです。この小さな世界の中で、特に印象に残ったものを絵に。残念ながらこの絵は持って帰れません、残念。

左は泡が大きくて、右は泡が小さい水槽。耳を近づけてみると…音が違う!「手を入れてみてもいいですよ~」と言われて、大人もワクワク。


60分のプログラムが終わると、保護者向けに約15分間の「振り返り」をしてくれます。
子どもたちが何をしたのかという説明だけでなく、保護者も見せてもらったり触らせてもらったり。
また子どもが表現したものを見せてくれたり、その時の様子も教えてくれます。
その間、子どもたちは、「プロジェクト」の続きで、まだまだ遊んでいます。
そして、嬉しいお土産…プロジェクト中の子どもの探求している姿の写真を1枚、いただきました。
へえ。こんな顔してたんだ。
楽しそう。でも、真剣。

カメラを意識するようになった娘の自然な表情を撮るのが難しい私ですが、さすがカメラマン!なのか、カメラを意識する暇がないくらい集中して遊んでいたのか、素敵な一瞬を撮っていただきました。

 

いろいろ楽しそうなものがあると、
つい私たち大人は「あれもやってみたら」「あっちに、こんなのあったよ」
などと声をかけたくなります。
全部を体験しないと、もったいないような気がしてしまいますよね。

でも、子どもの成長を優先するなら、
その子が今、没頭しているものを、好きなだけやらせてあげる
これが「もったいなくない」過ごし方と言われています。

大人は、待っているだけでは退屈なので、
 なぜ我が子は、ここまで、これに没頭しているのか?
 何がそんなに楽しいのか?
 いったい何を考えているのか?
 いま何を発見したのか?
 その表情は、どんな意味なのか?
などと我が子を分析したり、
それこそ、とびっきりの1枚を撮る事にがんばってみてもいいかもしれませんね。

大人たちにとっては、
「『子どもの創造力を育む』力を育む」リゾート

なのかもしれません。

リゾナーレ大阪
 https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/risonareosaka/